パチスロ「リゼロ」が大ヒットした理由
6号機に変わって1年が経ちましたが、その中で最大のHIT作がパチスロ「Re:ゼロから始める異世界生活」となりました。
今回はHITした要因を考えたいと思います。
200Gの待機区間を作った
有利区間後の200Gは殆ど当たりません。
これが最大の革命でした。
当たらないのは「純増と試験のルールとの兼ね合い」となります。
6号機の短期出玉規制は400Gで220%なので、純増2.2枚以上のATが400G以上続いたらアウトです。
そのため6号機のAT機は純増3枚以上ありますが、AT中には待機区間が存在します。
実質の増えるスピードは大したことありませんでした。
しかし、リゼロの場合はAT後200ゲーム(有利区間後200ゲーム)をほぼ当たらなくすることにより、純増8枚をストレートに出す事が可能です。
厳密には設定6しか実射試験を通してないと言われていますが、この手法は過去には無い手法でした。
「100G乗せれば800枚出る」というのは相当なインパクトです。
また、出玉にメリハリがついているので、 旧内規の台のAT機のコイン単価(ギャンブル性)に近いものを出せています。
SISの数字を意識した
台の評価指標というのは、概ね「ホールでの1台当たりの稼働ゲーム数」となります。
そのため、大量導入をしてしまうと数字が悪くなってしまいがちです。
大都技研は初回の出荷量を抑えました。
それにより近年には見ない初動の数字となります。
ここから増産の繰り返しで、納入後4ヶ月で6万台近く出荷です。
リゼロも初回出荷を出すだけ出しても6万台も売れなかったと思います。
大都技研番長吉宗など自社コンテンツが強いものの、版権ものでは結果を残してないからです。
24とか黒歴史でしょう。
爆発的な初動の数字だけ見せて、そこから一気に売り切るのが上手いなあと感じました。
設定2・4・6
「設定を狙う人を意識した作り」もヒットした要因です。
バジリスク絆を意識していると思います。
設定2は設定4や設定6と勘違いしやすい仕様です。
コンビニステージで246示唆が多く出るのもポイントとなります。
設定2のホール割は98%~99%だと言われてますので、ホールは心置きなくベタ2でやっていけるわけです。
そういった部分で使いやすかったと思います。
演出面
出玉面だけではなく演出もGOODです。
見たかったやつー!!
約1800Gかかりましたとさ…(涙)#リゼロ pic.twitter.com/BHmPq8Ld8g
— まるお【gooパチ】 (@maruo_goopachi) 2019年3月5日
さすがに気持ちよすぎわろたwww
考えたやつ天才か?????#1秒動画 pic.twitter.com/e3VXUtT3VY— コウチャ@🔥🐋🐋🐋🔥 (@koucha003) 2019年4月25日
リゼロからもう一つ小ネタを。
筐体上部のスピーカーまわりのこの部分、作中に出てくる「イ文字」で描かれているのはご存知でしたか?
初期パネルには「エミリア」、5/20導入のレムパネルには「レム」と描かれていますよー、細かい!😇#リゼロ pic.twitter.com/jkCdfMGORX— 上條ロー (@rowcha01) 2019年4月26日
こういう細かなところまで作り込んでいるのは素晴らしいと思います。
演出をまとめた動画も紹介。
大都技研の弱点を克服
大都技研の台は概ね出玉の分散が大きい印象でした。
色々な要素が噛み合うとトンデモなく出る。
それが楽しいのですが、楽しい部分までなかなか到達しません。
リゼロは白鯨の部分が大きいハードルであり、そこを突破さえすれば一定のメダルが獲得出来ます。
ラッシュの獲得期待枚数が1000枚超えるのに2400枚が上限ですから、出玉分布をピーキーに作れるわけがありません。
HEY鏡にしろリゼロにしろ「2400枚規制が寧ろ幸いした」と思います。
今後は
リゼロを真似した台が他メーカーからたくさん出てくるでしょう。
何故なら
「リゼロ方式で作りました」
というのが営業文句になるからです。
ただオリジナルを超えるのはなかなか難しいはずです。
現実的には二番煎じ三番煎じに終わるでしょう。
その間に大都技研は吉宗を出してきます。
吉宗はリゼロと違ったもので出してきて、それがヒットしてしまうと、もう大都技研の勢いをもう止めることは出来ません。
5号機後半のユニバ状態になります。
他メーカーにも頑張って欲しいです。
ぱちとろ速報
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