パチンコの新機能「遊タイム」は業界をどう変えるのか

パチンコに天井が付く事が決まったそうですが、正式名称は「遊タイム」だそうです。


パチンコライターさん、「天井」と言ったらメーカーさんから怒られるので注意して下さい。

ちなみにツイートに紐付いている画像は

「レギュレーション上、遊タイム(天井)を搭載するなら設定差を大きくつけるのは無理になりますよ」

という意味です。

レギュレーションについては過去記事で解説している通り

なのですが、

遊タイム発動ゲーム数については下記のような考えで決められたそうです。

POKKA吉田:警察庁はいまだに射幸性の抑制が依存症対策につながるって表向きは言ってるけど、その依存症対策っていうのは、4時間で5万円以上を使うのはダメよって言うてるわけ。それに対して、日工組は「だったら突然電サポ発動するようにしたら、使う金額が下がるから依存症対策になりますよね」と主張してるの。

ヒロシ・ヤング:あー! なるほど。日工組はまあまあタヌキだな(笑)。

POKKA吉田:突然電サポ発動することを「天井」って呼びますけど、「天井」という言葉は射幸心をそそるから使うなっていうお達しが警察から出てるの。そこで、日工組のワーキンググループでは、電サポが突然発動することを指す別の呼称を検討してる。「天井」って言うたらアカンっていう主張のベースにある警察庁の論理が雑だからね。警察は射幸性抑制の根拠を依存症対策ってものに乗っかっていて、そこを日工組も利用して、老獪にうまいこと進めてる。一方で、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協=パチスロメーカーの業界団体)は「射幸性の抑制が依存症対策に本当につながるのか」っていう根本の問題からアプローチしてて、愚直かもしらへんけど、よっぽど正攻法やと思うわ。

出典:https://nikkan-spa.jp/1635114/2

つまり、導入の建前上5万円使う(約1000回転)前に遊タイムを発動させないと駄目なので、深い規定ゲーム数はNGです。

ただ上記のような建前で遊タイムを導入するのなら、

ボッタクリ店だと

「天井(遊タイム)までに5万円以上吸い込む台はどうなっているの?!」

となるでしょう。

発動までに15000発とか20000発飲み込んでいるグラフがあれば、これはもう通報案件です。

今の4パチの釘調整なら、そんな履歴ゴロゴロ出てくると思います。

といった感じで、パチンコから釘を無くしてから行うべき緩和のような気がしました。

客に説明出来るのか?!

ここもポイントとなるはず。

メーカー「天井だと射幸心を煽るので、有限時短にして遊タイムという名前にしました」

ここまでは解ります。

では遊タイムの存在を客に伝える事は可能なのでしょうか。

パチスロの天井は今現在、液晶演出にも小冊子にも紹介しておりません

遊タイムは依存症対策として導入するなら、

客に堂々と説明出来ますよね?

前回も書きましたが、パチンコしか打たないご老人に遊タイムが何たるかを説明しないと、僕のようなエナニートの餌食になるだけです。

業界をあげて徹底的に告知しなければ、(稼働)効果は無いどころかマイナスの可能性すらあります。

遊というワード

最後に、「遊タイム」という名前も個人的には・・・です。

何故なら「遊パチ」という言葉が既にあるので

遊パチの定義としてパチンコ・パチスロを問わず「およそ5000円で2時間以上遊べる遊技機」を指すことになっている。
(中略)
広義の遊パチの基準として、

大当たり確率(低確率)がおおむね100分の1前後のデジパチタイプのパチンコ(ハネデジ・甘デジ)
羽根モノタイプ・普通機タイプにあたるパチンコ
一部の5号機パチスロ
という認識がなされている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E3%83%91%E3%83%81

一方、遊タイムは5万円持っていかないと気軽に遊べないパチンコです(天井手前でやめられないため)。

「1勝負5万円以下に抑えるのが依存症対策」というのは理解出来ますが、遊パチの定義である「気軽に遊べる」のとは全然別の話だと思います。

メーカー団体さん、まだプレスリリース出してないのでしたら、もう一回名称を考え直してみてはいかがでしょうか。


この記事を書いた人
メタボ教授

Twitter:@metabopro
日本一、クレームの多いパチスロブロガー。 業界からの圧力で何時潰されるか解らないので、今のうちに他の記事も読んでやって下さい。
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